自らの進化を
つねに追求。
電算印刷の基幹となるのは、やはり印刷部門。本社工場では現在、菊全判4色機をはじめ3台のドイツ・ハイデルベルグ社製 高性能印刷機が毎日フル稼働しています。
また、弊社が導入している〈プレスルームマネージャー〉は、あらゆる印刷が適切な印刷機と適切なスケジュールで効率的に行われるよう、すべての印刷情報と印刷データを一元管理して生産性を大幅に向上させています。一方ではプリセットデータの活用によって、前準備時間や損紙などの無駄を削減する印刷工程のコントロールセンターでもあります。 接続された印刷機の稼働状況とカラーマネジメントシステムは、アナライズポイントで評価され、生産性や品質に関する情報のレポートが発行されます。用紙・色数・印刷機の制御に関する一連の情報はプレスルームマネージャーに集約され、一か所に保存されます。
Luxel T-9800は、スピードや品質の向上、短納期対応、高精細出力などに磨きがかかったほかに、自然環境や現場への負荷を極力抑えながらお客様のハイレベルな要求にも確実に応えられる、理想的なCTPシステムです。
菊全判 4色反転兼用印刷機 | 1台 |
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菊全判 2色反転兼用印刷機 | 1台 |
菊半裁寸延び判 4色片印刷機 | 1台 |
3台全てドイツ・ハイデルベルグ社製オフセット印刷機を導入しており、その事が品質と生産性の安定に大きく寄与しています。印刷機の性能が高い事に加え、オペレーターが扱い易い設計となっている事が生産性向上の主な要因です。性能については、印圧の掛かり方とローラー配列・設計の二点が他メーカーと比較して特に優秀です。
印圧とは印刷用紙へ掛かる圧力の事ですが、紙は意外と硬いため強い圧力が必要です。エンボス加工紙のように表面の凹凸が大きな印刷用紙は尚更です。一方インキはペースト状の柔らかな物性であり、圧力を加えれば横へ広がる性質を持っています。従って版面上の網点より紙面上の網点の方が大きくなって印刷される事となります。この網点が大きくなる割合(ドットゲイン量)は小さいほど版に対して正確、ひいては印刷データに対して正確な印刷であるといえます。ドットゲイン量の小さい事も特徴の一つではありますが、更に印圧を高くした際のドットゲイン変化の少なさもハイデル社製印刷機の美点です。そのため幅広い用紙種類に合わせた印圧設定が可能となっています。
ローラー配列はインキの発色や刷色の安定に重要な要素です。インキは版へ転移される前に印刷機のローラー群で練られ、湿し水と混ざり合い乳化した状態で紙面へ転写されます。インキの乳化率(インキと水の割合)は水の割合が少ない程良い印刷結果に繋がるといわれています。しかし湿し水が少な過ぎると汚れや画像細部のツブレが発生し、逆に多すぎるとインキ乾燥不良またはインキ乾燥後のドライダウンが大きくなり、発色不良を引き起こします。そして過乳化(水割合が多い)状態では、ローラー群内部でのインキ対流が正常に行われなくなり、印刷濃度の不安定化を引き起こしてしまいます。オペレーターは常に最適な乳化状態を保って印刷する事が求められます。
ハイデルベルグの印刷機は印圧設定・インキコントロールといった重要な要素の調整を、オペレーターがコントロールし易く設計されている上に調整範囲も非常に広く懐の深い機械設計になっています。この事が印刷現場において表現の幅を広げており、お客様の要求に応えられる力にもなっています。
弊社では一般的なオフセット印刷機とは別に、少部数対応のオンデマンド印刷機(VersantTM 3100 Press 他2 台)を備えてお客様の
ご要望にお応えしています。
これは1 枚から300 枚程度の印刷に最適な印刷方法で、ローコストでハイクオリティな両面カラー印刷を高速で可能にした印刷機です。
VersantTM 3100 Press
お客様のこだわりに応えられる色再現力をもつ8色機の大判プリンターは、最大B0サイズまで対応しています。
EPSON SC-P8050
高度なカラーマネジメント機能による正確な色管理と色再現性で、Japan Color 認証制度に基づいたプルーフ機器認証を受けている高品質なオンデマンド印刷機です。